不思議なカメラの内部事情・・・?
最近、雨模様な季節ですね。なんだか、台風も近づいていたり…。
でも、雨の日は、なんだか研究日和…!?
というわけで、前回は、なんだか凄いカメラをご紹介しました。そう、これです、これ!
このカメラ、名前がありまして、「REAL SENSE」といいます。非常に洒落た名前していらっしゃいます。
パッケージも非常に洒落た感じになっています。
さて、スタイリッシュREAL SENSE先輩…。
前回も、少し話しましたが、このREAL SENSEで、笑顔を撮りつつ、眉や口角が上がった下がった等の情報も取っていました。
「じゃあ、眉とか口角の情報って、どうやってとってるの!?」が、今回のテーマです。
この写真をご覧ください。
さて、皆さん、カメラが2つありますよね?そして、真ん中のカメラの右隣に黒い丸が見えませんか?
実は、この黒い丸のところから、赤外線を出しています。
「は?赤外線?」と思われた方。まぁまぁ、もうちょっと、お話聞いてくださいな。
ここから、赤外線を出し、カメラの前に立つ人に当たって、跳ね返り、跳ね返った赤外線が再びREAL SENSEに届き、情報を取得しています。真ん中のカメラは、普通のカメラで、1番左のカメラで、跳ね返ってきた赤外線の情報を捉えています。
まぁ、要するに…。
赤外線をとりあえず「うじゃーーー!」と出し、人の体に当たれば「ポーーン!」と跳ね返って、REAL SENSE 先輩が「キャーーーッチ!」してくれます。
人の体に当たらなければ、赤外線はそのまま「すぅーーーーと」行ってしまうため、カメラに赤外線は戻ってきません。
こうして、カメラの前に人がいる、いない、眉や口角が上がった下がった等の情報を得ることができます。
そして、優秀な赤外線で得た情報を視覚的に分かりやすくしたものがこちら。
ほらっ!!人の顔っ!!!!
これなら、眉が上がった下がったという情報もわかりますね。
ちなみに…。
しかも、みなさん、よーく見てみてください。指の先や手のひら中央付近に小さな緑の丸や赤い丸が見えませんか?
実は、骨格情報(関節がどう動いたか、という情報)も読み取ってくれるのです。
「うひょーーー!すげぇーーーー!!」
この読み取った骨格情報を応用すると…?
REAL SENSEの前でピースをすると、パソコンの画面にも「ピース!」が表示されます。
更に、凄いのはこれだけじゃありません。
みなさん、写真左上、ご注目下さい。
「v-Sign」
ぬおっ…!? Vサインと書いてあるではありませんか!
そう、REAL SENSE先輩「今、俺の前にいる奴、Vサインしてるよ」とパソコンにも分かるように多くの情報をとってくれるのです。(専門用語を使うと、イベントまでとってくれる、ということです)
じゃあ、皆さんに問題です。
下の写真のように、REAL SENSE先輩の前で、蛍光ペンを5本持ち、手のひらを広げているように持つと、果たしてREAL SENSE先輩は、どのように反応してくれるでしょうか!?
答えは次回。
また、ここでお会いしましょう。
お付き合い頂き、ありがとうございました。