ComputerGames

ICU Computer Games

2014年度シラバス

概要(Description)

人の楽しみに寄与するコンピュータゲーム技術とエンタテイメントシステムをコミュニケーションとサイエンスの視点で考え、必要となる最先端の技術の理解、開発手法や企画立案を体験する。

学習目標(Learning Goals)

近年の進歩がめざましい分野であるエンタテイメントシステム技術、特にインタラクション技術の最先端を学び、企画者として考えることを通して、人間が「楽しい」と感じる新しいコンピューターによるメディア技術の可能性と考え方、学際的アプローチについて体系的・具体的に理解する。

内容(Contents)

次の4つの分野について、講義、企画提案、制作演習、を織り交ぜて実施する。

A. エンタテイメントシステム概論
「遊び」の定義や研究の歴史、エンタテイメントシステムを構成する基本技術について。
B.エンタテイメント技術とメディアアート,科学コミュニケーション
最先端のエンタテイメント技術、インタラクション技術、メディア技術を使った「人を楽しませる」コンピュータ技術とその研究開発、メディアアートなども含めながら、例を用いて紹介する。

C.次世代ゲーム企画立案
国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)に向けて、実際に次世代ゲーム企画の立案を行う。
今後「次世代」と呼ばれる技術を発想し、技術的妥当性をふまえながら、新しい人間の「楽しみ」について企画立案し、発表する。
D.ツールと思考実験
人間の生活や歴史においてエンタテイメントシステムが果たしてきた役割、技術のあり方、学問の対象としての将来についての関心と理解を深める。
またゲーム開発ツールを使い、主体的に自らの感覚をもって調査し、考え、課題に取り組み、意見を展開する。

■日程
4/15 #01: 休講
4/22 #02: 講義概要
4/29 #03: 休講
5/13 #04: IVRC企画1
5/20 #05: IVRC企画2
5/27 #06: IVRC企画3
6/3 #07: 科学コミュニケーションとエンタテイメントシステム
6/10 #08 動的・複合ペルソナ
6/17 #09 まとめ
6/24 (試験週間)

成績評価基準(Grading Pollicy)
・レポート  (25%)
・企画書とプレゼンテーション(25%)
・制作物とデモンストレーション(25%)
・最終レポート(25%)

参考文献(References)
■教科書
「白井博士の未来のゲームデザイン ―エンターテインメントシステムの科学―」,著者:白井暁彦/発行:ワークスコーポレーション,1,620円
■参考文献
「WiiRemoteプログラミング」 (オーム社開発部),(著)白井 暁彦, 小坂 崇之, くるくる研究室, 木村 秀敬,単行本: 400ページ ISBN-10: 4274067505 2,940円

注意事項(Notes)
プログラミングスキルを必須としないように配慮する
Programming skills are not requisites.
English and French speakers are welcome.

参考:昨年までのサイト

https://www.shirai.la/lecture/icu

関連:講義用のfacebookグループ

https://www.facebook.com/groups/icucg2012/

 

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