IVRC2017 – 白井研セミナー http://blog.shirai.la/seminar 神奈川工科大学 情報メディア学科 3年生 白井研究室セミナーでの学び Wed, 28 Feb 2018 23:24:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.6 IVRC2017の審査結果&反省点 #IVRC2017 http://blog.shirai.la/seminar/2017/07/ivrc2017reflectionpoint/ Wed, 26 Jul 2017 00:27:26 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2597 続きを読むIVRC2017の審査結果&反省点 #IVRC2017]]> こんにちは

今回は本セミナーで学んだことをもとに企画「デュラハンの頭」について、投稿したIVRC2017の審査結果とその反省点を書いていこうと思います。

まず結果から申しますと不合格でした。

不合格という結果は残念でしたが、自分が思っていたより嬉しかったことや分かったことが多かったです。

IVRCの評価基準である新規性、技術、体験の3つの観点において自分が想定していた審査員の評価は

1.似た作品が多数ある

2.ワイヤレスでない

3.新しい体験を見出だせていない

といった感じになると想定していました。

1に関してはこういった企画をしていればほぼ必ずぶつかる問題だと思ってたので

視点を低くするでもなく、交換するでもなく自由に動かせるようにする、という仕様にしました。

そしてデュラハンの頭という名前をつけ、明確に違うものであると印象づけました。

2に関してはワイヤレスだと映像を送信した時に劣化してしまうのではと思い、有線でつなぐという設計に

しましたが、しっかり調べたらどうやらフルHD程度の映像であればワイヤレスでも安定して送信することができるようだったので

これは完全に自分の調べ不足でした。

3に関しては、この企画を思いついたときからずっと悩んでいて、作ったところで(これで何ができるんだろう・・・)と思い、

意義のない企画なんじゃないかとどんどんマイナス思考に陥ってしまい、モチベーションを下げる原因になってしまいました。

最終的な企画提出のときには、ある程度意義のあるように見える体験を考えて、企画書に加えましたが、今でももっと

いい体験があったのではないかと思って考えています。

上記のような想定に対して、実際の審査員の評価は

審査員コメント1

「視点が自分の身体を離れるという作品は「視聴覚交換マシン」「Floating Eye」「Childhood」など、今までにも存在する。

この作品は「デュラハンの頭」というコンテクストを与えたことで、より汎用性の広いものになっているように思われる。

その分、このシステムを用いてどんな体験をさせるかが重要で、ギロチンなどはインパクトは強いだろうが、

その場限りのホラーに終わってしまうのではないか。テニスの例は、地味かもしれないが意義がある。新しい発見をもたらすような体験の組み立てを期待する。」

審査員コメント2

「Flying HeadやIVRCの過去の作品であるChildhoodが視点操作という同様のコンセプトを実現していると思いますが,

頭部を手で動かすというコンセプトは新しいと思います.実際の頭部動作との同調が得られない場合にどのように感じるか,

という点は興味が有るところです.(バーチャルの)頭部をどのように動かすことができるか,という点を色々模索されると良いと思います.」

審査員コメント3

「自身の視覚を変換するという作品は過去のIVRC(childhood)や東京大学暦本先生の研究(flying head)を筆頭に多数あります.

それらと比較して何が新しいのかを議論できると作品の価値が高まると思います.一つ興味深い点としては,

頭に感圧センサが,ヘルメットデバイスに圧力提示デバイスが搭載されている点です.

触覚が加わることで体験が先行研究と比較してどのように変わるのでしょうか?単一でない,

空間解像度にすぐれた触覚提示の実現に期待します.
技術的な点においては,デュラハンの頭が持ち運びの自由度があがること(軽量,ワイヤレス等)を期待します.

これにより参加者の行動に制限がなくなると体験のインパクトとしては大きいと思います.」

審査員コメント4

「体験者の視点と異なる映像を見せるというのはよくあると思いますので、映像的なものも含めて面白さのポイントを検討されるといいと思います。」

と言った感じでした。

こうしてみると、やはり体験の部分に足りない物があったように感じます。

ただコンセプト自体に一定の新規性は認めてもらっていたようなので、強く意義のある体験を見出すことができれば

より新規性と体験の部分を評価してもらうことができたと考えます。

他にも至らなかったところは多数あると思いますが、

今回の経験を今後に活かしていけたらいいなと思います。

]]>
7本目:IVRC2017の結果発表から考える http://blog.shirai.la/seminar/2017/07/onishi-7-ivrc2017-result/ Wed, 26 Jul 2017 00:22:22 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2501 続きを読む7本目:IVRC2017の結果発表から考える]]> どーも皆さんこんにちは.

今回はIVRC2017の結果とその結果から今後について考えたいと思います.

自分は「超柔道」という企画で投稿しました.内容はHMDと柔道着型デバイスを使って相手と組まずに簡易的に柔道が行える.といったものです.

IVRC2017の結果は不合格でした.

しかし審査員のコメントから自分の作品に何が足りなかったのかを,見ることが出来ました.また企画書の作成や自分の作品をどの様にアピールするかなど,このIVRCで得た経験値のようなものは非常に大きいものだと感じています.不合格になってしまったのは,残念ですが,失敗や挫折を通って人は成長していくので,ここで一度何が不十分だったのかをしっかり分析して今後に繋いでいこうと思います.

審査員4名の作品に対するコメントは以下の通りで,その次にコメントを読んで自分が感じたことを描いています.

①投げる感じ投げられた時の感じを方程式で表現することが出来るのか,企画書から判断することが難しく思いました.

投げられた時の衝撃の再現について最初に基準である値を設定してその値で衝撃の再現をすべきだった.1本であるならエアクッションに技ありの2倍の空気量を流すなどを設定すべきだったと思った

②柔道をやった事のない人誰もが相手を簡単に投げれるような新しい柔道を目指すコンセプトは面白く期待が持てます.柔道ならではの相手を投げる感覚とグー,チョキ,パーでの参加の体験のズレが生じないか検討してみるといいかもしれません.

面白いと感じてもらえたのは制作した自分にとってとても嬉しい事でした,相手を投げる感覚の再現は他の審査員のコメントでも多く指摘されていた箇所なので,投げられた時の衝撃の再現が上手く実装できていなく不十分であったのかと考えた.

③無差別級柔道の体験であれば,体格で勝る相手を投げる感覚はなくても良いのでしょうか?投げる側への感覚フィードバックが気になります.また,投げられる側も衝撃だけでなく,瞬間的な浮遊感が重要と思われます.

ここでも相手を投げる感覚の再現について指摘されていますが.もう一つ相手を投げた時の浮遊感の再現が重要だと書かれていて,確かに投げた時に感覚のフィードバックが行くのが相手だけになってしまっていて投げた側にも投げた相手の重さの様なものを伝えることが出来たらさらに「投げた」「投げられた」といった感覚の再現が出来ると思います.

④私は柔道に関しては素人ですが,企画書を読む限りではただのじゃんけんになっていると感じました。具体的に「柔道のどこを抽出して再現しているから,超柔道はバーチャルな柔道と言える」というところまで説明が欲しいです.

確かに再度企画書を読むとじゃんけんのようなものになってしまっているのは感じます.ここで如何にして柔道と繋げるかが重要だと感じました。自分の説明不足や技術が足りなかったと強く感じました.

この様に以上のようなコメントをいただきました。

コメントを読んでみて,総合的には,もっと柔道らしさを具体的にアピールまた再現すれば良かったと感じましたし自分の説明不足や技術的な問題も感じられます.

柔道における相手に投げられた時の衝撃は考えていたが,投げられた時の浮遊感は再現出来ていなかったので浮遊感をどう再現するか,また投げた相手に投げられた時相手の重さのようなものが伝わったらもっと柔道らしくなるのかなと感じました。

またこの企画をブースなどで出展した場合に多くの人これを体験してもらった時に楽しかったから実際の柔道もやってみたいや柔道に興味を持ってもらえるかと感じました.

今回はIVRCの企画書を作る上で超人スポーツを大きく参考にしました.それによって自分の中では超人スポーツの分野にとても興味が沸いたので,超人スポーツについてもっと調べてみたいと思います.出来れば,今回の「超柔道」にさらに磨きをかけ改良し超人スポーツのような競技に出来ることが次の目標です.

]]>
7番:帰ってきたIVRC-選考と縦スライダーは落ちるけど企画とストレートは伸びて欲しい http://blog.shirai.la/seminar/2017/07/lets-vr-2/ Tue, 25 Jul 2017 23:54:36 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2844 続きを読む7番:帰ってきたIVRC-選考と縦スライダーは落ちるけど企画とストレートは伸びて欲しい]]> こんにちは。企画書執筆の追い込み中にジャガイモの皮むきという新体験をした武藏島です。

 

学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)に企画書を投稿した結果が帰ってきました。

IVRCに投稿した内容ですが、私の経験を活かした野球VRを企画しました。

野球VRといっても野球の技術向上を目標としたものです。

 

その名も『インビジブル投手コーチ

 

この作品は野球の投球フォームを計測、評価することで投球フォームを改善することを目的としたものです。

綺麗なフォームでボールを投げることが出来れば力を余すことなくボールに伝えることが出来ます。また、体に対して無理な力が働かないので怪我の防止にもつながります。

反対にフォームが悪いと体に無理な力が働き、伝えたい力が逃げてしまうので良いボールを投げることは出来ません。さらに怪我をしやすいときました。

そして、自分のフォームというものは意外と動きを把握しにくいものです。

今回は利き腕の肘の高さに注目してみました。

ですので、初心者から経験者まで日々のフォームチェックに使えるのではないかと考えました。

特にあまり野球の知識がない初心者の場合には適切な指導が行えない場合もあるのでこのコンテンツが一つの指標になるでしょう。

正に、見えない投手コーチがいるかのようです。

 

体験者は体にbitalinoという生体センサーを使用して上腕三頭筋の表面筋電位を計測します。

なぜ、上腕三頭筋かといいますと、

投球フォームでリリースポイントよりも少し前となるこのタイミングの時に上腕三頭筋が使用されます。このタイミングをレイトアクセラレーション期と呼びます。

上腕三頭筋が働くことによって肘の高さを図るべきタイミングが取得されます。

 

そして、タイミングを取得したら肘の高さの評価です。

肘の高さは低いと勿論いけないのですが、高すぎてもいけないのです。

人間の胴体の回転と連動してボールは投げられるので、肘の位置は大体自分の両肩を結ぶ線の延長にあるべきです。

両肩を結ぶ線と肩から伸びる肘の内積をとれば評価できます。

 

ちなみに、肘から肩にかけて一直線上にあるというのはオーバースローでもアンダースローでも同じことなのです。

こんな感じの企画です。

 

 

そして結果はといいますと、

 

不合格でした。

 

なんで不合格なんだったんだろう…

そりゃあ誰だって理由を知りたいですよ。

 

と思えば、

 

このコンテストは審査コメントが4人からもらえるんですよ。なんてありがたい。

 

それではコメントを踏まえて反省です

まず、モーションキャプチャや筋電計測によるスポーツ評価の研究はたくさんあるという点について、

差別化が出来ていなかったというコメントが2人の審査員から指摘されました。

私が企画を立てる前に行ったリサーチが甘かったようです。また、付け加えて差別化が足りないという指摘もついてきました。

私の企画では「モーションキャプチャと筋電位計測を用いてフォームの評価、改善」というコンセプトはありましたが、これを「展示を見に来た」体験者に「どのような体験をしてもらうか」という部分が欠けていました。

展示会では体験は短い時間で行わなければならないため「日々のフォームチェック」のためのコンテンツでは相性が悪いということです。

このことに関しては「フォームを改善したとしてその実感が湧くようにしてほしい」という指摘からも読み取れます。

 

さらに、「短時間の体験型よりもコーチングツールとして実用化する路線の方が良い」という意見もありました。コンセプトだけで見れば確かにその通りです。雨天時の室内練習という運用方法が一番に想定されています。

なお、このコンテンツはシャドウピッチングをベースに企画しため「キャッチャーではなく自分自身が見えるようにした方が良い」という指摘にもにも頷けます。

しかし、こちらも株式会社FunLife様の『ARC Mirror』があり差別化の必要があります。

 

純粋なコーチングツールとして作るか、エンターテイメントを織り交ぜてゲームの様にするか、まだまだ路線が定まっていないことがネックです。

コーチングツールとしては場所の都合によってシャドウピッチングをさせるか実際にボールを投げさせるかが重要で、特にシャドウピッチングであったらそこに別の練習方法を取り入れるようにする。投げる事に集中するためにバーチャル空間で捕球してくれるキャラクターとと自分に自分のモーションを見せるキャラクターの二つの要素を取り入れる必要がありそうです。評価箇所も増やした方がやりやすいかもしれない。

エンターテイメントとしては以下に綺麗なフォームで投げるかでステータスが変化するようにして五感に対してフィードバックされるようなシステムになりそう。こちらは練習と並行して遊べそうというか一種のゲーム、スポーツになりそうだけど、効率はどうでしょう。

 

ヒントを得て、アイデアが生まれ、予想以上に道が広がっていて、やっぱりフロンティアですよ。ここは。

さあ、どうしましょう。

 

うれしい悲鳴と共に今回はここまでとします。

ありがとうございました。

 

]]>
4番:IVRCで調べものと書きものと、やっぱり野球が好きだもの_武藏島雄理 http://blog.shirai.la/seminar/2017/07/lets-vr/ Tue, 25 Jul 2017 08:15:58 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2310 続きを読む4番:IVRCで調べものと書きものと、やっぱり野球が好きだもの_武藏島雄理]]> こんにちは。大学の学科対抗ソフトボール大会は3年間キャプテンをやる武藏島です。

 

今回は学生対抗国際バーチャルリアリティコンテスト(以下IVRC)に挑戦しました。

私は企画書を投稿することは初めてでした。

 

VRでどんな体験を通してどんな問題を解決するかですが、

自分で体験してみないことにはどんな問題があるか実感がわかなかったのです。

では、私にはどんな経験があるか…

 

やっぱり野球じゃないですかね

一応高校までやっていましたし

 

しかし、野球に関するVRといえば前例がいくつかあります。

IVRCの過去作だけでも、2005年に魔球を投げる体験のできる『球魂』や、

ボールをキャッチする体験ができる『お座敷ベースボール』といったものがありした。

調べれば調べるほど前例は出てきますね。

 

そこで私は野球経験者らしく野球を体験することだけを目的にしない、

体験を通して野球の練習となるものをつくろうと思いました。

VRで野球の練習ができるものが開発できれば雨天で行う練習の種類を増やすことが出来ます。

 

仮に合格しなくても今後実現していきたいものですね。

 

そう意気込んでみたものの、執筆というものは難しいものです。

ただ、練習するだけじゃ体験者を楽しませられないですし、練習の要素を隠し過ぎれば目的が伝わらない。

そんなジレンマを抱えつつ、模索していました。

また、企画書ですから、企画が魅力的に見えなければ意味がありません。

練習をどうやって魅力的に、合理性を持って表現できるか、写真やイラスト、図などを資料などの根拠に基づいて説明しなければなりません。

これは何を作るにしても必ずぶつかる壁になりそうです。

 

 

それにしても、やっぱり私は野球が好きかもしれません。

以上。

ありがとうございました。

]]>
IVRC企画書投稿! http://blog.shirai.la/seminar/2017/07/ivrcplannigpaper/ Mon, 17 Jul 2017 11:27:14 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2329 続きを読むIVRC企画書投稿!]]> どうも、こんにちは。
白井セミナーの鈴木です。

 6月19日IVRC企画書投稿締め切りでしたが、しっかり投稿してきました。企画書作り大変でしたね。話によると他のセミナー生たちは前日研究室でカリカリ書いてたそうで、僕も行けばよかったと後悔してます・・・。

 そして7月5日、審査結果が届きました。残念ながら結果は不合格でした。結果とともに審査員からのコメントもいただいたので紹介していきたいと思います。

審査員コメント紹介

①VRを用いた身体運動の練習はこれまでにも多く取り組まれている.それらとの差異は何かを意識するとどこを掘り下げるべきかが見えてくるだろう.IVRC向けの作品としては,繰り返し練習に使えるという仕組みではアピールが弱い.見に来たお客さんがその場でうまく踊れるようになるのであれば素晴らしいが,時間をかけなければならないこのシステムのような作品では,ぱっとその場でこのシステムの魅力を体験できないということになってしまう.何らかの工夫をして誰でもうまく踊れているように見えてしまうとか,短時間の体験のインパクトや,VRならではの良さをアピールできるような企画にできると良かったと思われる.

②やろうとしていることは面白いし,実現方法も具体的である.ただ,どのように熟練者と練習者の差分をVIVEで見せてあげるかが伝わってこなかった.バーチャルな鏡などがないと差分を言われても修正は難しい.

③VRによる動作指導は体操(www.jstage.jst.go.jp/…/2/21_273/_article/-char/ja/)などの先行事例をダンスに応用したと理解していますが、その場合企画書から読み取れる企画のポイントはより厳密な姿勢一致をとるダンス評価のアルゴリズムのように見えます。(インストラクター部分はWiiヨガと同様?) そこに関節毎のcosθを評価に用いるとの事ですが、例えば捻る動作を加えてもcosθは変わらないです。 主要部分以外は多少の省略はよいとおもいますが、アピールしたい肝の部分に関してはもう少しそう考えた理由を加えたほうがよいと思います。

④インストラクターの動きに近いかどうか評価されることは必ずしもダンスを踊る楽しさにつながるだろうか? 観客は短い時間でこれらを体験するのでコンテンツとしての価値を一度考えてみて欲しい。

私の企画書の問題点

 これらのコメントをまとめると、
(1)ダンスではないが、被験者の姿勢を認識してモデルデータとの比較をするといった技術は既にKinectなどで実現されており、新奇性が足りない。
(2)コンテンツとして体験したときのインパクト、楽しさを感じられない。
ということだと思います。

 (1)の原因として挙げられるのが調査不足です。
3つ目の審査員のコメントのリンクには、まさに姿勢矯正についての提案があり、類似技術の紹介もされていました。先生にはCiNiiなどで調べて、自分の企画と被らないか確認するよう言われていました。調査はしたのですが自分では上記のような論文を見つけられませんでした。これは、私の検索技術に問題があると痛感しました。「VR」、「ダンス」などだけで様々な検索ワードを駆使して調べることをしてなかったのが原因だと思います。「姿勢認識」「運動学習システム」など自分の企画に関係のありそうなワードをもっと試すべきだったと思います。まさに「ググレカス」から「ググってもカス」の典型ですね…

 (2)の原因は、やはりIVRCということを考慮すると「新技体」の「体」という評価において企画書からイメージが伝わりづらかったところと、単純に楽しむというより「トレーニング」といった退屈なシステムになってしまったことに問題があると思いました。
 「楽しむ」といっても、意味を考えるととても幅が広いように感じます。単純に「空を飛ぶ」といった普段できないような体験も「楽しい」と思うし、地道なトレーニングも何度も何度も本気でやってやれば「楽しい」と思います。
 私の企画は、何となくVRで踊れるようになれたらなと考えている人には退屈で、本気で練習する人にとっては技術的な意味でも細かな部分が足りていなく、どのユーザーに対しての企画なのかまったく見えていないなと感じました。IVRCの事を考慮すると後者の楽しさよりも前者の方がインパクトも大きいし、見てすぐに理解しやすいので、企画書としては前者の方に寄せればよかったなと思います。

 では、前者の方に寄せた場合は、どのような企画に方向転換すればよいのでしょうか?そういわれると難しいですね…
 単純に新奇性と技術性を考えれば1つ目や3つ目のコメントのように今までの技術(Kinectなど)にはない、VRならではの精度や表現を加えればよりよくなると思います。3つ目のコメントであった「捻り」は他にはない評価精度になるので良いと思います。
 練習していて楽しいとなると、やはり綺麗なお姉さんインストラクターに指導してもらうといったことですかね?(笑)
そうするならば、綺麗なお姉さんとのイチャイチャ感を再現できるようにリアリティを加える必要があります。これは、お姉さんのCGモデルがリアルというのではなく、例えば仕草や表情など細かい部分を表現するということです。しかし、これだと何を楽しんでもらいたいのかさらにわからなくなって結局ダメですね(;´∀`)

 改めて振り返ると、まだまだ考える余地がたくさんあるように感じました。改善できるところはしていきたいなと思いました。

]]>
Part9 #IVRC 結果発表とこれから(中村凌雅) http://blog.shirai.la/seminar/2017/07/ivrc2017naka/ Sat, 08 Jul 2017 15:49:50 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2465 続きを読むPart9 #IVRC 結果発表とこれから(中村凌雅)]]> こんにちは。中村です。

今回はIVRC2017に応募した結果を記事にしようかと思います。

 

まず、どんな企画を応募したか一言でいうと、野鳥を観察する企画です。

この企画は、HMDを使わない立体視として、トリックアートから着想を得ました。

それを、野鳥観察と組み合わせたVRコンテンツになっています。

企画タイトルは、自由に選ぶことを意味する熟語「選り取り見取り」と、鳥を選んで見て撮るコンテンツ内容を掛けた「選り鳥見撮り」です。

企画書.pdf にまとめてあるのでよかったら見てください。

 

さて、応募した結果ですが、不合格でした。

素直に感想を述べると、悔しいです。

時間を割いて真剣に取り組んだ分、ショックが大きいです。

しかし、社会に出れば企画が通らないなんてことは何度も起こると思います。

今回の企画は選考落ちしましたが、学べることも多く、次回へと活かせるようにしたいと思います。

 

企画に対する審査員方のコメントを紹介したいと思います。

1,企画目的・体験内容に対し,技術がオーバースペックなように思います.特にディープラーニングやトリックアート,指向性スピーカなどの部分についてはもう少し単純な実装が考えられそうです.

2,提案を実装するための実験的な試みや先行研究を丁寧に行っており、体験が期待される。実装に向けて頑張ってほしい。

3,大変おもしろいのですが、人間にとって、10度という小さな角度だけ動くことはとてもむずかしい様に思います。体験のさせ方をもう少し考えてみてください。

4,実現すれば学校や博物館等で活用できそうなコンテンツである.
VR体験時は360度立体の鳥を観察できる一方で,持ち帰れる情報が完全に2次元に落とし込まれているという点で,コンセプトと提案手法が乖離している印象を受ける.
技術的難易度は上がるが,レンチキュラレンズを用いた立体視や,ゾートロープによる動的情報の提示など,比較的簡易にVR体験の名残を残すことができれば理想的である.

以上の評価をいただきました。

おもしろい、期待される、活用できそう、等の肯定的なコメントがあるので酷い企画だったっということはなさそうです。

また、改善案等も書いていただいているため、しっかりと企画を見ていただけたという実感があります。

 

否定的な意見としては、技術が難しい、オーバースペックといった意見や、コンセプトと提案方法の不一致があります。

スケジュールを考えているときも、これは本当にできるのか、と不安になりましたが、先生や文献を頼ればいけるだろうと甘く考えていました。

技術的な問題で、過密なスケジュールになっていたため、とにかく技術を盛り込めばいいというものでもないことに気づけました。

時間的に実現不可能に近い作品だったことも、落ちた原因の一つではないかと反省しています。

 

3のコメントでは、10度という小さな角度だけ動くことは難しいと書かれています。

この企画は、10度と制限された角度の中を動くものではないため、勘違いを引き起こす表現をしていた部分があったと考えられます。

企画書を読み直し、どこで勘違いを起こしてしまったかを探しました。

すると、体験の流れの中に、次の文章がありました。

「体験者が視線を向けると, 歩く, 羽ばたく, 毛繕い等の動作をする. 野鳥を観察する角度を10度ずらすと, 野鳥は30度回転する. そうすることで, 体験者は野鳥を360度, 自由に観察することができる.」

ここでは、鳥に対して10度ずれると鳥が30度回転し、30度ずれると鳥が90度回転する。

120度ずれる鳥が360度回転するため鳥をどの角度からでも観察できる。

ということを言いたかったのですが、伝わり辛い表現をしていたことがわかりました。

 

他にも多くの応募企画があるため、1つの企画に対してなかなか詳しく見ることは出来ません。

また、大量の文章を読んでいると読み飽きをしてしまうことも考えられます。

そのため、短い時間の中でも、斜め読みをしてもどのような企画なのかわかるような文章、表現を心掛けることや、思わず目を引くようなイラストで審査員を自分の世界に引っ張ることが大事だと感じました。

 

今回は、勘違いは起こってしまうこと、技術は盛ればいいわけじゃないこと、がとても印象深く残りました。

そのために、わかりやすい表現を意識して、作文力を高める。

企画のうちのシステムを限定して実装する。

例えば、どの角度から見ても立体的に見える、デジタルトリックアートなど実装する。

以上のことを実践し、これからに活かしていきたいと思いました。

]]>
6本目:IVRCに企画書投稿と感想 http://blog.shirai.la/seminar/2017/06/onishi-2/ Tue, 20 Jun 2017 13:54:29 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2317 続きを読む6本目:IVRCに企画書投稿と感想]]> どーも皆さんこんにちは,大西です.

今回はIVRCに企画書を投稿して見えてきた今後の自分の課題と感想について書こうと思います.

まず企画書を描いてみて思ったのは,企画書を描くこと自体,初めての挑戦だったのでどんな感じに作れば良いのかと,当初は思いました。そこで,過去の受賞した作品などをみて,その上で,自分に関係のある作品を作ろうと思いました,なので企画書では柔道を取り上げた作品の制作をしたのですが,作っていく中で自分が知らなかった柔道の発見や自分の考えをどうやったら上手く伝えられるかなどとても勉強になりました。

今,自分は,柔道をやっていないのですが機会があれば柔道の先生の道場に顔を出したいと思います。

企画書を作ってみてひとりで黙々と作るものなのかと思いましたが,そうではなく皆でワイワイと作っていて,根本的なイメージとは違いました。カレー食べたかったです。

今後の自分の課題としては,今回の企画書作成時に多く指摘された誤字脱字を直す事で,自分の性格上割と大雑把になりがちな所があるのでそこを今後,直して行きたいと感じました。今回の企画書作成するうえで「超人スポーツ」を参考にさせてもらいましたが,「超人スポーツ」の分野にとても興味がわきました。「人とのバリアを超える」考えは,とても魅力的だと感じました。今度地元の友人を誘ってHADOなどを体験したいです。

それではまた次回‼

 

 

]]>
Part7 #IVRC 締め切り間近!!前日夜の研究室キャンプ #今日の東田さん (中村凌雅) http://blog.shirai.la/seminar/2017/06/camp/ Fri, 16 Jun 2017 05:17:59 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2262 こんにちは。中村です。

6月16日 17:00 .

IVRC2017の締切期限です。

今回は締め切りの前日、15日の出来事を書こうかと思います。

KaitVRの皆とセミナー生と企画書を書いていました。

何とか企画書を書き上げ、KaitVRから3企画提出することができました。

 

そんなこんなで夜が更け、気づけばみんなお腹を空かせていました。

そのまま白井研究室で夕飯を頂くことに。

「今夜はカレー」

手が空いてる人もお手伝い

#今日の東田さん

完成を待つ鈴木部長。

22時頃、ようやくカレーが完成しました!

久々に食べるカレーはめちゃくちゃおいしかったです。

 

記事を書いてる16日14時。

締め切りまであと3時間。

ブログ書く前に企画書しっかり見直せと言われそうですね。

締め切りまでひたすら更新です。

 

決勝行けるよう、頑張ります!

 

]]>
Part5 気が付くとお金がなくなっている話(中村凌雅) http://blog.shirai.la/seminar/2017/06/money/ http://blog.shirai.la/seminar/2017/06/money/#comments Sun, 04 Jun 2017 15:05:25 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=2163 続きを読むPart5 気が付くとお金がなくなっている話(中村凌雅)]]> こんにちわ。中村です。

ブログを見た友達に指摘をされたのですが、本来は、「こんにちは」だそうですね。

今日は、お日柄もよく~といった文章が語源となっているらしいです。

改めまして、こんにちは。

 

最近のセミナーでは、IVRC2017に向けて企画のレビュー大会などをやっています。

めんと向かって意見を言えない私も、紙に直接指摘を書くことで、素直な意見を出せている気がします。

締め切りまで2週間を切っています。

これだ!という企画がまだ思いつかないので、焦ってます。

 

6月4日は、日本Androidの会 学生部でミーティング&懇親会がありました。

次のイベントに向けての顔合わせで浅草まで行ってきました。

浅草駅から、パシャリ。

天気も良く、きれいな雲が撮れました。

懇親会会場は、Vineria PINCO PALLINO TOKYOでした。

イタリアンのお店です。

オタクのオフ会といった感じですが、日本Androidの会 学生部のメンバーです。

次のイベントも皆で盛り上がれそうです。楽しみ。

 

さて、タイトルの件なんですが。

不思議なことに5月の末からすでに1万円以上使っているわけです。

普段通りであれば、食費+娯楽費だとしても5000円程度な訳ですが。

なんでこんなに減っているのか考えてみました。

 

5月28日。東海大学高輪キャンパスまで往復で約2000円。泊まりでいったので+1000円。

6月4日。浅草まで往復で約2000円。懇親会費で+1000円。

ここまで合計6000円。普段通りの出費も足せば1万円以上消えていますね。

2週連続で東京まで出ていけば、お金も無くなりますか。

節約しないといけないですね。

 

・・・来週も東京でミーティングです。また3000円飛んでいきます。

 

やめて! 日本Androidの会 学生部のミーティングで、

東京までの往復代を支払ったら、

財布の中に入ってる

お金が燃え尽きちゃう!

お願い、無駄に出費しないで!

お金が今ここでなくなったら、

今月の生活費はどうなっちゃうの?

お金はまだ残ってる。これを耐えれば、今月に勝てるんだから!

 

次回

 お金、死す

 

 

]]>
http://blog.shirai.la/seminar/2017/06/money/feed/ 1